クリスティーナ・コーデュラに学ぶファッションコーディネートベスト4
先生の紹介
- フランス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、フランスの今をお伝えします。
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Question
フランスの人たちってとってもオシャレで、いつも憧れています。
そんな彼女たちが憧れている女性ってどんな人なんでしょうか?
ぜひ参考にしたいです!
T.T さん 東京都 20代 学生
教えて、先生!
皆さんは、クリスティーナ・コーデュラと言う女性を知っていますか?
センスが微妙な乙女ちゃんも、彼女の教えを学べば輝けるかもデース!
このピンクフリルのカチューシャに白T、そしてピンクのカーディガンに身を包んだその名も「ピンフリコーデ」のどこが微妙なのよ!
ちなみに、クリスティーナのアドバイスにはこんなセリフがありマース!
- 自分のシルエットタイプを知る
- レギンスはNG
- 小物の色や柄を揃えない
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
Contents
クリスティーナ・コーデュラとは?
クリスティーナ・コーデュラは、ブラジル出身の元パリコレモデル。
モデル引退後から現在はパリでスタイリスト、イメージコンサルタント、テレビ番組司会者としてマルチに活躍しています。
※画像をクリックすると動画が流れます。
フランスで冠番組を何本も持ち、愛嬌あるフランス語と明るく陽気なキャラクターで、「フランス人が選ぶ好きな番組司会者」に選ばれるほど今人気のある人物です。
ベリーショートヘアにクレオルと呼ばれるフープ型ピアスがクリスティーナのトレードマーク。
第4位:クリスティーナが提案する「変身」
クリスティーナは、パリにイメージコンサルティングのエージェントを立ち上げました。
それからというもの、これまで外見に悩みを持つ人たちの数々の「変身」をプロデュースしてきました。
彼女が提案する「変身」は、ただ新しい洋服やヘアメイクを提案するだけというものではありません。
一人ひとりの個性に寄り添い、その人が元から持つ美しさやパーソナリティを尊重し、どうしたらその人の良さを引き出せるのかを具体的に伝えるのがクリスティーナ流。
「人は一人ひとりが唯一無二。外見はその人のパーソナリティのショーケースであるべき」
という、彼女の的確なアドバイスは、フランスのあらゆる世代から支持を集めています。
第3位:外見はその人のショーケース
クリスティーナは、自身の番組にくる変身希望の依頼人をパリの人通りの多い場所に1時間程立たせます。
そして道行く人に「あちらに立っている人の印象を教えてください」というインタビューを行います。
依頼人にとっては拷問のような時間です。
しかし、このインタビューを直視することで依頼人は、自分の外見が普段放っている客観的な印象を知ることになります。
そして自分が思っている自分と、他人から見た自分の印象の差に驚くのです。
「自分はそんな人間じゃない」
「この人たちは自分のことをわかっていない」
自分の印象に対するインタビューを見た依頼人は、このような反応を示します。
そこでクリスティーナは、こんな質問します。
「では、あなたはどんな人ですか?世間にどう見られたいですか?」
それから、依頼人の話を聞いて依頼人のパーソナリティを掴みます。
本人がまだ世に出しきれてない秘められた魅力を解き放つべく、依頼人が一番輝けるスタイルを提案していきます。
「人は一人ひとりが唯一無二。外見はその人のパーソナリティのショーケースであるべき」
それがクリスティーナの信念です。
自分がどういう人間であるのかを世に知らしめるためには、まずは外見から。
控えめに言ってフランス人は自己主張することが大好きですから、彼女のこの信念にはグッとくるものがあるのではないでしょうか。
第2位:短所も長所も受け入れてしまえば輝ける
クリスティーナは、自分の魅力を引き出すためには、まずありのままの自分を受け入れることが大事だと言います。
自信のもてる部分は積極的に出し、そしてコンプレックスに思っている部分は無理に隠すのではなく、なるべくナチュラルに見せていくことを彼女は勧めます。
例えば、彼女は自身の番組でそばかすや縮れ毛を魅力的な個性のひとつとして、隠すのはもったいないと繰り返し発信してきました。
また、ふくよかな体型の女性ための特集を何度も組み、ダボダボではない身体のラインに沿った服の上手な選び方なども積極的に発信してきました。
このような欠点だと思っている部分のポジティブなアドバイスが、彼女がフランス人女性から支持を集めている理由のひとつだと言えます。
第1位:クリスティーナ的スタイリングのルール
それではここで、クリスティーナが自身の著書や番組の中でこれまで口酸っぱく言ってきた、スタイリングのルールについて、いくつかご紹介したいと思います。
ルール1:自分のシルエットタイプを知る
まずは下着姿で姿見の前に立ち、自分のシルエットがどのタイプに当てはまるかを確認します。
- 腰幅が肩幅よりも広い方はA型
- 肩幅と腰幅が同じで、くびれがはっきりある方は8型
- 肩幅と腰幅が同じでくびれがあり、かつ痩せ型の方はX型
- 肩幅、腰幅、くびれがほぼ一直線の方はH型
- 肩幅が腰幅よりも広い方はV型
- ふくよかな方はO型
例えばパンツを選ぶとします。
- A型の人は腰回りの目立ちにくいワイドタイプやフレアタイプ
- 8型の方はウエストがマークできるハイウエストタイプ
- H型の方はウエストが目立ちにくいローライズのスリムまたはストレートタイプ
- V型の方は肩幅とのバランスが取りやすいローライズのブーツカット
- O型の方は緩めにフィットするフレアタイプ
という風に、自分のシルエットを一番美しく見せてくれるという観点で服を選ぶのがクリスティーナ流です。
ルール2:レギンスはNG
クリスティーナはレギンスに対して、ただならぬ嫌悪感を示します。
ちなみに、フランスでは、レギンスをボトムスとして一枚で履く人が多いです。
「よっぽど脚の綺麗なモデルくらいしか履きこなせない」
「安っぽくてダサい」
彼女いわく、レギンスの評価は絶望的です。
彼女の番組に参加者がレギンスを履いて来たりしたら、もう大ごとです。
ルール3:小物の色や柄を揃えない
バッグと靴の色や柄、靴とベルトの色などを揃えるのはもう時代遅れ。
今風にスタイルを仕上げたいなら、小物の色や柄は揃えないのがクリスティーナ流です。
さいごに
私は、今まで自分の外見のテイストやスタイルについて明確なポリシーを持ったことはありませんでした。
今まで、何となく流行りモノを追う人生だったので、彼女の番組を観てなるほどこうやって服を選ぶのかと目からウロコでした。
それから、真剣に彼女の番組を追いかけるあまりクリスティーナについて、やたらと詳しくなってしまいました。
そのため、ここで一度ご紹介させていただきました!
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、興味を持っていただけましたら嬉しいです。