中国語が話せなくても中国で暮らせてしまう理由ベスト8
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- 現在、中国の大連市在住。飯食って10,000歩歩いて(でも痩せない)カフェ行ってパソコン開いて帰ってくる生活。大連で発行されている在中日本人向けのフリーペーパーで連載漫画を描いています。日本では、とある街の観光協会で、某ご当地キャラクター(地元以外あまり知られていない)のデザインや観光情報誌編集のお仕事などで食い繋いできました。
趣味はDTM(初心者)、好きな飲み物「久保田」の千寿、好きな食べ物「じーじゃー(←いつかブログで紹介したい)」
ぱんだこぷんとは「胖(pang=太ったの意)だこぷん」のことです。だこぷんって何。
こんな私ですが、よろしくお願いします。
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Contents
はじめに
海外移住となると、真っ先に心配なのが「言葉」ではないでしょうか?
英語圏ならば、頑張ればカタコトでも単語を繋げて、なんとかコミュニケーションが取れるかもしれません。
でも、中国語となると、話せる人はグンと減るでしょう。
かく言う筆者は、自慢ではありませんが中国語どころか英語だって話せません!
こんな私が、なんだかんだ言いながらも中国で暮らせてしまっているのには、理由があります。
- 買い物はほぼ99%、会話不要のスマホ決済
- レストランの注文も、テーブルのQRコードで「ピッ」
- 欲しいものは中国版Amazon「陶宝」で
など。
いや〜、便利便利。
おかげで、全く語学が上達しないのですwww。トホホ。
ちなみに、この記事の内容は筆者が住む「大連」という都市の状況をベースに書いています。
他の都市や農村部では、少し事情が異なるケースもあるかもしれません。
このブログは5分程度で読み終わるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
第8位 漢字の国ですから
第1位にしてもいいくらいではありますが、ご存知の通り、中国は漢字の国です。
ていうか、基本漢字だけの国。横文字も漢字に置き換えちゃいます。
だから目に入ってくる情報としては、割とすんなり受け入れられます。
とは言え、台湾で使用されている「繁体字(日本の漢字に近い)」とは異なり、かなり形が省略された「簡体字」なので、ちょっと似て非なるもの。
日本と全く同じ字もあれば、なんじゃこりゃと思う不思議な記号に見える文字もあります。
そこは、もう慣れるしかありません。
それでも、アルファベットの文字よりはパッと見でイメージが湧きやすいです。
ただ、なまじ知っている文字だけに勘違いに要注意。
文字は同じでも意味が違う言葉があるのが、厄介です。
よく例にあげられるのが、
「汽車」はトレインではなく自動車。
「手紙」はメールではなくトイレットペーパー。
「愛人」は不倫相手ではなく夫または妻です。
「私の愛人です」と言って女性を紹介されると、ドキッとしますが、ご心配なく。奥さんですから。
とはいえ、発音はもちろん日本語と違いますし、聞いているだけではそれが同じ文字という事にも気が付きませんが。
その辺りの勘違いに気を付ければ、言葉が喋れなくても、筆談で、と思えるだけでもちょっと心強いです。
まぁ、今は筆談も翻訳アプリのおかげで、ほぼ必要ありませんけどね。
第7位 ライドシェアでどこへでも
今、日本でも話題になっている「ライドシェア」。
中国では、もう普通に利用されています。
いくつかアプリがあって、有名な所では「滴滴(DiDi)」や「曹操(Caocao)」など。
行きたい場所をアプリで指定して、呼びたい車種や車のランクも選べちゃいます。
近場でちょっとだけ乗りたい時は、特に車種も指定せず安い車を選んだり、ちょっと長く乗りそうな時に、ゆったり車種を選ぶと、飲料水が用意されているなどのサービスもあります。
本当に大丈夫なの?
乗せてもらったけど、行き先をちゃんと伝えられるかな?という心配はもちろん要りません。
だって、乗る前にアプリで指定してますから。
日本人と思って、料金をぼったくられないかな、、、
という心配もありません。
運営業者がちゃんと管理していて、最初に車を選ぶ段階で、料金も表示されています。
(交通状況で若干の変動はありますが、めちゃくちゃな請求はありません。)
ドライバーも登録制なので、問題を起こすと自分の評価に繋がるので、トラブルは避けたいはずです。
万が一の時は、アプリに緊急連絡のボタンがあるそうです!
それを押すと、周りにいるDiDi登録運転手たちが、全員駆けつけると言うシステムになっているらしいです(逃げられないですね)。
タクシーに乗りたい時、いつ通るかわからない道端で、ずーっと待っている必要もありません。
料金メーターが上がる度にドキドキする必要もありません。
もちろんアプリ決済なので、言葉が喋られなくても大丈夫です。
第6位 明珠カードで行こう
言葉が話せなかったら、なかなか外出する勇気が持てません。
でも、いつまでも自宅の周りばかりウロウロしてもいられません。
思い切って出かけてみても、歩ける距離には限界が。
健康のために1日10,000歩だ〜と言っていられるのも最初のうちです。
そんな時に便利なのが「Suica」や「ICOCA」のようなICカードです。
ICカードは各都市にあります
北京は「一卡通」上海は「上海公共交通卡」深圳は「深圳通」など、
筆者が住む大連の場合は「明珠卡」(卡はカードの意味)といいます。
最初にチャージしておけば、大連中の電車やバスに乗ることができます。
もちろんスマホアプリでも乗ることは出来ますし切符を買うことも出来ますが、万が一スマホが電池切れになったらどうしようとか、ちゃんと読み込んで貰えなかった時、言葉が喋れないから、とっさの対応が出来ない、、、といった不安から、筆者はこのカードを愛用しています。
(どんだけビビりやねん。)
公共交通料金が安い!
そして、この電車やバスがホント、安い!
中国の物価は物にもよりますが、印象として、もう日本とあまり変わりません。
そんな中、交通料金だけはとても安いです。
大連の場合ですが、メトロは1路線始発から終点まで乗っても、大体4〜6元(アバウトですが約110円程度)、バスに至っては、2元(約40円)!
乗り心地は、、、日本の電車、バスのようなクッションシートではないので、長距離のれば、ちょっとお尻が痛くなるかも。
(ちなみに、省をまたぐほど長距離を行く場合は、新幹線や飛行機などになり、料金はグンと上がりますがシートは快適です。)
最初にカードを作るときは、言葉がわかる人のサポートが必要な場面も出てくるかもしれませんが、一度作ってしまえば、もう会話なしで電車、バスにも乗れちゃいますよ。
第5位 中国のAmazon「陶宝」
日本ではAmazonのヘビーユーザーだった筆者。
中国では、さらにネットショップでの買い物が当たり前となっています。
置き配がシステム化されており、随所に専用ロッカーが設置されていて、そこに入れられている商品をパスワードで引き取るのが、日常茶飯事。
え、こんなつまんないものも頼んじゃうの?
っていうくらい、気軽になんでも頼んじゃいます。
しかも、送料はかかりません(たまに例外的に、有料の商品もあるので、そこは注意しましょう)。
頼んでみて気に入らなかったら、7日以内なら理由なしでも返品可能。
ダメもとで、買っちゃえ〜。
ただ、配送はかなりワイルドです。
初めて商品を買った時、ん?爆弾が届いたの?って思うような、黒いビニールに包まれ埃まみれになった塊が届きました。
買ったのは洋服で、配送元は遠く、広東だったかな。
中国は広いです。
通販で買い物をすると、どこの店か気にせずに買うと、かなり遠方から送られてくることがあります。
その商品は、はるか何百キロの道のりを、貨物列車や船やトラックで運ばれてくるわけです。
その行程に耐えられるように、厚手のビニールや段ボールで包まれて届くのです。
しかも、この国は通販人口も多い。
人口の多い国で通販が当たり前となると、配送量も半端ありません。
そりゃ、数をさばくためには多少乱雑にもなりますわい。
安心してください。
ちゃんとした店で買っていれば、その中に、ちゃんと包装された商品が入っていますから、、、。
とは言え、安さ重視で買ったものなどは、店も包装にはお金をかけませんので、そこは理解しておきましょう。
というわけで、必要なものがあっても、ネットでポチッ。
当然、言葉の必要はありません。
第4位 街中、黄色いバイクだらけ
中国の街を駆け巡る黄色いバイク「美団(メイダン)」。
デリバリーサービスのバイクです。
日本で言えば、「Ubereats」か「出前館」か。
少し前に日本で、中国の美団グループの株価が急上昇というニュースを見た記憶があります。
中国では、フードデリバリーのことを「外卖(ワイマイ)」と言って、よく利用されています。
というのも、コロナ禍の間、日本以上に感染予防が厳重だったため、この宅配業が目覚ましく発展したのであります。
「美団」以外にも、「百度(バイドゥ)」や「餓了么(ウラマ)」などがあり、黄色や赤、青などのイメージカラーのバイクが、早朝から深夜まで駆け巡っています。
あとどれくらいで届くかもわかる
「美団」の場合、アプリで注文したら、それを取りに行くバイクが決まります。
バイクが出発して店に着いて、店から家に届くまでの行程がマップの上にアニメーションで表示されます。
あ〜、今店を出たな
など、ちゃんとわかり、あと何分という時間も分刻みで表示されます。
若干前後することもありますが、ほぼ正確です。
まだかなまだかな、とイライラすることはありません。
配送は店によってはワイルドです。
ローカルのお店で注文したものは、結構ワイルドな形で届くことがあります。
ビニール袋に麺がドーンと入ってる!
ワイルドだろ〜?と言わんばかりのことも。
それはそれで、楽しめるだけの度量と覚悟は持っておきましょう。
大手チェーンや有名店などは、物凄く丁寧な器とオリジナル保温(保冷)バッグに入ってくる事も少ないのでご安心を。
アプリで注文して、届けてもらうだけ。
会話は必要ありませ、、、、いや、ちょっとだけ必要かも。
届いた時に、「着きましたよ」と電話をくれるので、それには答えなければいけません。
ある日本人の人は、「好了好了(ハオラハオラ)!」と言っておけばいいと教えられたとか。
「はいはい」といった感じでしょうか。まぁ、なんとかなるでしょう。
受け取りには出てくださいね。
第3位 スマホ決済(レストラン編)
異国の地での楽しみの中でも「食」は大きな楽しみです。
海外に住んでいる間はもちろん、旅行で訪れても、必ず食事はしますよね。
語学を勉強すると、割と早い段階でレストランでのシチュエーションを教わります。
「これを3人前ください。」
「全部でいくらですか?」
などなど。
さすがに筆者もそれくらいは話せるようにはなりましたが、もはやそれも必要ありません。
レストランに入って席に着くと、テーブルの端っこにQRコードが貼ってあります。
それをスマホで読み込めば、メニューも見れますし、注文もできる。
微信(WeChat)などのweb決済アプリで読み込めば、支払いも同時に済んでしまいます。
食べ終わったらだまって帰っても問題ありません。
料理名がわからなくても大抵写真付き
中国語で料理名が書かれていても、よくわかりませんが、アプリのメニューには大抵画像も付いています。
見た目で味までは判断しにくい所はありますが、スープなのか、麺なのか、肉なのか魚なのかぐらいは何となくわかるでしょう。
このQRコード注文システムは、日本でもチラホラ見かけるようにはなりましたが、中国では中国の決済アプリに登録していないと使えません。
でも、最近では微信(WeChat)も支付宝(アリペイ)も、日本のクレジットカードへも結びつけが出来るそうなので、旅行の時でも使えるようにしておくと便利ですよ。
もちろん、会話は必要ありません。
第2位 スマホ決済(ショッピング編)
スーパーでの買い物も、もうセルフレジの時代です。
当然、スマホ決済、お財布だってもう、持ち歩きません。
現金は銀行にしかありません(一応、万一の予備は少し持っていますけどね)。
レジに並んで支払う時も、結局スマホ決済なので会話は必要ありません。
ただ、「会員証をお持ちですか?」「レジ袋は必要ですか?」と聞かれることがあるので、それには答えなければいけません。
会員だったら「有(よう)」と言って会員証(アプリ)を見せましょう。
レジ袋が必要なければ「不用(ぷーよん)」です。
日本でも会話しながらの買い物は減っている
買い物の時、店の人と会話する機会は、日本でも既にあまり無いですね。
そもそも、スーパーではみんな無言で買い物かごに商品を入れ、レジでお金を払うだけ。
それが現金だろうがアプリ決済だろうが、話す言葉はわずかです。
ですので、中国でも中国語を話せなくても買い物は出来ます。
ただし、ローカルな店に行った時、言葉が喋れなかったら値引きしてもらいそびれるかもしれません。
値札に書かれている金額は、大抵の場合、割高のものです。
やっぱりある程度会話ができた方が良いですね。
第1位 助けてくれる人が、ちゃんといる
スマホ決済の登録、交通カードの購入など、最初の手続きさえクリアできれば、後はほとんど誰とも話さなくても生活は出来ます。
でも、突発的なことがあったり、いざという時に言葉が話せないと、てんばってしまいます。
そんな時でも、助けてくれる人がいるものです。
電車に乗るとき切符の買い方がわからずマゴマゴしていると、教えてくれる人がちゃんといます。
スーパーのセルフレジでバーコードが読み込めない時、店員さんがちゃんと手伝ってくれます。
中国には「大哥」「姐姐」という文化があります。
感覚としては「兄貴」「姉御」という感じに近いでしょうか。
歳下や立場の弱い者に対しては、案外面倒見が良いのです。
中国で暮らして行くならば、そういう面倒見の良い人と知り合いになっておけば、困った時に助けてもらえるでしょう。
その人が、日本語が堪能だったりしたら、もう鬼に金棒。
中国語が話せなくても、暮らしていけます。
さいごに
中国語を勉強しても、なかなか上達しない。
つい話さなくても良い方法ばかり考えてしまうダメな私。
それが可能なのも今のこの時代ならでは。
そして、筆者が住んでいるのが「大連」という街で、日本人も多く、親日の中国人も多い土地柄だからかもしれません。
もしかしたら、他の地域では少し事情が違うかもしれません。
出来ることなら、やっぱり語学は身につけて簡単な挨拶くらい出来るようになることをおススメします(お前が言うなですが)。
せっかく中国に来たのだから、中国文化に触れて、友達も作りたいですから。