夏休みは中国へ!大連が夏休みの旅行におすすめな理由ベスト10
先生の紹介
- 現在、中国の大連市在住。飯食って10,000歩歩いて(でも痩せない)カフェ行ってパソコン開いて帰ってくる生活。大連で発行されている在中日本人向けのフリーペーパーで連載漫画を描いています。日本では、とある街の観光協会で、某ご当地キャラクター(地元以外あまり知られていない)のデザインや観光情報誌編集のお仕事などで食い繋いできました。
趣味はDTM(初心者)、好きな飲み物「久保田」の千寿、好きな食べ物「じーじゃー(←いつかブログで紹介したい)」
ぱんだこぷんとは「胖(pang=太ったの意)だこぷん」のことです。だこぷんって何。
こんな私ですが、よろしくお願いします。
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Contents
はじめに
日本の夏は暑い!
いや、どないなってますのん?っていうくらいw。
一時帰国で帰った7月の大阪からとんぼがえりした筆者。
ここは、今こそこの記事を書いておかねば〜(汗だく)。
避暑地を求めて、どこか旅行に行こう!と考えているあなた。
候補の中に「大連」を入れてみることをお勧めします。
- とにかく街並みが美しい
- 港町なので海が満喫できる
- 各地から直行便があって、大阪の場合、飛んでしまえば2時間ほどで着いてしまう
- 日本に比べると涼しい〜
この記事は、3分ほどで読み終わることができるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
第10位:美しい街並みは、東洋のパリとも言われています
大連は、戦前のレトロモダンな西洋建築が多く残っていて、「東洋のパリ」という呼ばれ方をすることもあります(上の写真は本物のパリです)。
大連の街並みは、いわゆる中国らしい建造物は少なく、近年の急激な高度成長と共に建てられた高層マンションと、西洋風の建造物が入り混じり、「独特の風情」があります。
西洋風の建物と、漢字の看板が不思議にマッチして、ノスタルジックな雰囲気です。
19世紀から20世紀にかけて、西洋列強と言われる国々が香港や上海などをはじめ中国の街に大きく影響を与えたことはよく知られています。
そして、この「大連」の街は、ロシアと日本が占領統治した歴史を持っています
当時の様子を思い起こさせる街並みが、随所に残っています。
大連の西部に位置する「旅順」は、今も軍港なので、訪問には少し気を使います。
観光で楽しむというよりは、日露、日中戦争時の出来事を振り返り学ぶ場所として訪れる人が多いです。
大連の象徴的な場所「中山広場」の周りには、ルネッサンスやゴシック様式の歴史文化的建築物が並び立ち、放射状の幹線道路が走る、まさに凱旋門、東洋のパリといった美しい場所です。
帝政ロシア時代の街並みを再現したロシア風情街、戦前日本人たちが住んでいた旧日本人街なども、現在は観光地化され、おしゃれなカフェやレストランなどが並び、SNS用の写真や動画を撮る若い人たちで、休日はいっぱいになります。
中山広場 | 地下鉄2号線中山広場駅すぐ |
ロシア風情街 | 大連駅から徒歩約20分 |
旧日本人街(南山街/七七街) | 地下鉄5号線労働公園駅から徒歩21分 |
第9位:夏は山派の人には「大黒山」
大連には「大黒山」という海抜663メートルの山があります。
大黒山の山上には石鼓寺、饗水寺などの寺院があり、中国の山寺らしい風景と、山上からの絶景を楽しむことができます。
初心者でも登れる山で、ひたすら階段を登りますゼエハア。
初心者でも登れるとは言え、まあまあの運動量。
実は春もオススメ
ちなみに、さすがに夏は暑くて無理という方(筆者含む)には、春(初夏)登山を強くお勧めします。
大黒山は山一面の「杜鹃花(とけんか=サツキ)」が山肌をピンクに染め、それはもう美しく見事な絶景スポットです。
ただしその季節の週末などは、その絶景をSNSにアップせんと、大量の人々が押し寄せるので、その辺りは覚悟が必要かもです。
大黒山 | 地下鉄九里支線玮澜山駅から公共バス105路支線1大黒山公交駅下車 登山 |
第8位:パンダがいる動物園もサメがいる水族館もある
夏休みの自由研究のネタとして、テッパンの動物園や水族館。
安心してください。
大連にはパンダのいる(3頭も)動物園と、サメがいる水族館(2カ所も)があります。
動物園も水族館も、わりと近い地域にありますが、どれもそこそこ規模が大きいのでハシゴはもったいないかも。
「大連森林動物園」ではジャイアントパンダ(大熊猫ダーションマオ)にもレッサーパンダ(小熊猫シャオションマオ)にも、そこまで行列に並ぶことなく会うことができます。
「大連聖亜海洋世界」「老虎灘海洋公園」は、イルカやアシカなどのショーや海中トンネルがあり、サメもいれば海洋世界にはシャチ、老虎灘には白熊もいるという、見応えのある水族館です。
動物や海の生き物を見学し、触れ合って、夏休みの宿題を1つクリアしましょう。
大連森林動物園 | 地下鉄3号香炉礁駅よりタクシー約22分 |
大連聖亜海洋世界 | 地下鉄2号線会議中心駅より徒歩約6分 |
老虎灘海洋公園 | 地下鉄5号線虎灘公園駅徒歩すぐ |
第7位:足を伸ばして「瀋陽」へ
鉄道移動2時間ほどでお隣の都市「瀋陽」に行けます。
瀋陽は清王朝(日本の江戸時代の頃)の前身である後金の太祖ヌルハチと次帝のホンタイジが皇居とした場所。
清王朝が北京を首都とした時に、瀋陽は離宮となりました。
「故宮」といえば北京の故宮がもちろん有名ですが、瀋陽にも故宮があり、広さは北京故宮の12分の1ですが、それでも十分見応えがある世界遺産です。
清王朝はラストエンペラーで知られる中国最後の王朝
清はこの大連や瀋陽を含む現在の遼寧省(中国の東北地区)の遊牧民族・女真族を中心とした王朝でした。
中国全域を征服した後には、漢民族をはじめとする多民族の王朝となりますが、この瀋陽故宮では、初期の女真族の文化も色濃く残っていて、歴史好きの人は、北京故宮との比較も楽しんでもらいたいところです。
瀋陽の街は瀋陽の街だけで、大連同様にたくさんの見どころがあるので、時間をかけてセットでを巡るのもお勧めです。
大連ではない、お隣の都市ですが、時々遊びに行くので、ちょっと紹介しておきました。
瀋陽故宮博物館 | 大連駅から高鉄(中国新幹線で約2時間)瀋陽駅からタクシーで |
第6位:もちろん夏は「海」
大連は港町。
「北の香港」という異名もあります。
そして、中国政府が美しい景勝地と認める「AAAAA」を獲得した海が2カ所あります。
金石灘景区
金石灘には、景勝地、アトラクション、海水浴の3つのエリアがあります。
海濱国家地質公園(このあたりが5A)は、恐竜園と呼ばれる波に削られた大岩が観光名所となっていたり、海水浴場や「club」のような若者が集まるイベントもある、大連海昌発現王国主題公園はアトラクション遊園地です。
どちらも有料で時間帯などで料金が変わりますので、要確認です。
大連金石灘国家濱海国家地質公園 | 地下鉄3号線金石灘駅下車 南口よりタクシー約15分 |
大連海昌発現王国主題公園 | 地下鉄3号線金石灘駅下車 南口よりタクシー約17分 |
大連金石灘国家旅遊度假区(海水浴) | 地下鉄3号線金石灘駅徒歩約3分(有料地区あり) |
老虎灘は落ち着いた大人の雰囲気
老虎灘・漁人碼頭は、昔からの古い漁村の風景を残した漁村。
新しい西洋風のホテルやレストランなどが並ぶリゾートも併存している地区。
この老虎灘は、懐かしい漁港らしさが感じられる5A観光スポットです。
写真や絵画が趣味という方には強くおススメします。
老虎灘・漁人碼頭 | 地下鉄5号線老虎灘駅徒歩約5分 |
大連の不思議なブルー「大黒石蛍光海灘」
ところで、5Aではありませんが、近年話題になっているのが、大連の海で運が良ければ見られるのが、「蛍光青色ビーチ」。
なんと、波打ち際が蛍光ブルーに光るという不思議な現象が、春ごろから時々見られます。
微生物の持つ蛍光タンパク質が原因で起きる現象なのだそう?ですが、詳しい理由はわかっていません。
大連の北部、大黒石風景区辺りで見られるそう。
「ビッグブラックストーン蛍光ビーチ」と呼ばれているとか?
大(ビッグ)黒(ブラック)石(ストーン)、、、まんまですなw。
大黒石蛍光海灘 | 公共バス1101路大黒石賓館 公交駅(バス停留所)徒歩約11分 |
第5位:新しい観光名所もある
大連は古い歴史的建造物の多いノスタルジックな街ですが、新しい観光地にも力を入れています。
ベネチアテーマパーク「東港ベニス水城」やアジア最大級の広さを誇り、6kmの大橋が絶景の「星海広場」などは、新しく建設、または改修され、常に大連の人気観光スポットの上位に上がってきます。
どちらも、海に面した場所にあり、そのロケーションを活かしながら、音楽と噴水のショーやさまざまなイベントなどで、常に観光客の関心を惹きつけています。
特に入場料などはありません。(近隣施設やショップの買い物は有料w)
東港ベニス水城 | 地下鉄2号線東港駅より徒歩約10分 |
星海広場 | 地下鉄1号線大医二院駅より徒歩約9分 |
ちょっと異彩を放っているのが「熊洞街」です
これは、本当は個人的に1位にしたいのですが、大連には「白熊」がいます。
生の白熊(変な言い方w)だけではなく、まるで生きているような「機械仕掛けの大きな白熊」です。
名前は「北北」、「ベイベイ」と読みます。
熊洞街は、古い工場群をそのまま一つの観光地として再利用した商業施設。
中国の夜市を思わせる雑多で賑やかなデザインの内装で、その核として置かれた、機械仕かけで動く巨大な白熊「ベイベイ」が、訪れた観光客に愛想を振りまきます(?)。
アニメのコスプレイベントや、オンラインゲームの大会なども行われる、ポップカルチャー、ユースカルチャーを全面に押した中国のプロジェクトとして運営されています。
この手の文化は日本が最先端と思っていましたが、IT先進国の中国、侮れません!
熊洞街 | 地下鉄1号線春柳駅下車徒歩約12分 |
第4位:旅の醍醐味は「食」でしょう
旅行の楽しみの大きな部分を占めるのが「食」。
今、日本で密かに「ガチ中華」が流行っていると聞きましたが、「ガチ中華」というに相応しいのが、この中国東北部の料理だと思います。
なぜなら、南部の中華は、日本でよく食べられるいわゆる中華料理に近く、普通に美味しいからです。
東北中華料理には日本ではあまり使われていないスパイスがふんだんに使われているため、好き嫌いが大きくわかれます。
色々な味を試してみたいという、チャレンジ精神の持ち主には、とても面白く、魅力的な味わいだと思います。
だからこその「ガチ中華」という言葉でしょう。
五香(花椒、八角、肉桂、丁香、小茴香籽)
ちなみに、多分好き嫌いが分かれる味(香辛料)は五香粉と呼ばれるスパイスかと思われます。
花椒:ミカン科サンショウ属のスパイス。最近はスーパーでもみられる。
八角:星のような形をしたスパイス。花椒同様、最近は日本のスーパーでもみられる。独特のクセがある。
肉桂:シナモン
丁香:クローブ。日本では丁子(ちょうじ)という。
小茴香籽:フェンネルシード。クミンによく似ているが甘い香りがする。
八角や小茴香籽あたりに抵抗感を持つ人が多いかと。
筆者も、調子が良い時は、美味しいと思うけど、ちょっと弱っている時は、これらの香りが強いとキビシく感じますごめんなさい。
大連はまあまあ大きな、しかもグローバルな都市です
食べるものは選べます。
特に、歴史的風土からして、大連の特徴としては日本料理店がとても多いです。
多国籍料理もあるし、中国国内の料理も、東北料理だけではなく4大(四川、広東、北京、上海)料理のお店もあるし、モンゴル料理だってありま〜す。
もっと細かく細分化すれば、どの地方のどの名物料理といった感じで、いろいろ食べることが出来ちゃいます。
東北料理にこだわらず「中国料理」を色々試してみては。
海鮮料理はテッパン
もちろん、大連名物の「海鮮料理(ナマコ・ウニ・牡蠣など)」もお忘れなく。
通常の中華料理で食べるも良し、日式料理で食べるも良し。
筆者がお勧めするのは、ちょっと贅沢な「佛跳牆(日本ではぶっ飛びスープという)」。
アワビ、ナマコ、ホタテ、海老、フカヒレなどの、高級海鮮食材を煮込んだ贅沢なスープです。
中国ドラマで食べているのを見て、速攻食べに行きました!
福建省の名物だそうですが、大連でも食べることが出来ますよ。
第3位:思いのほか近くて直行便がたくさんある
海外旅行に行きたい。
でも、何時間も飛行機に乗るのは嫌だ〜。
わかります。その気持ち。
実は、大連も、飛行機に乗ってしまえば、あっという間に着いてしまいます。
場所によっては沖縄や北海道に行くよりも早い!
案外知られていないのですが、成田や羽田、関西空港ほか、名古屋、福岡、広島なども直行便が出ているのであります。
JAL、ANA、の他、チャイナエアラインや南方航空、春秋航空などの中国の飛行機もたくさん飛んでいます。
大連は、現在新しい空港を建設中
完成にはもうしばらくかかりそうですが、現在運航中の周水子空港は、大連の中心部からさほど遠くなく、メトロやタクシーでの移動も簡単です。
場合によってはフライト時間さえ合えば土曜の朝に飛んで、日曜の夜に帰国するなんてことも可能かも。
時差はたったの1時間ですよ。
第2位:親日の人が多い
筆者が中国についてのブログを書き始めてから、何度も言っていますが、大連は本当、親日の人が多い。
日本語を学びたいという中国の人もたくさんおられます。
また、日本企業に勤めいていたという人や、日本に留学していたという人にも、たくさん出会いました。
もちろん、道端で日本語で道を尋ねても、聞き取ってもらえる確率は非常に低いですが、割と街中で日本語が書かれているのを見かけます。
日本人もまぁまぁ多いから、心強い
現在、中国で日本人が最も多い地域は、上海で約3.7万人(2023年調べ)だそう。
大連は、一時期は日系企業も沢山進出し、日本人が占める住人の割合がかなり高かったのですが、今は、少し撤退が進みました。
2019年では約4,800人が大連にいましたが、2023年には約3,000人という激減ぶり。
それでも、それほど広くないこの街に(ほぼ長野県くらい)に3,000人ほどの日本人が暮らしていて、特に金州区(開発区)と呼ばれる区域には、日本料理店が集まる「五彩城」という場所や、「アカシア」と呼ばれる区域があって、かなりな確率で日本人に出会います。
五彩城(開発区) | 地下鉄3号線開発区駅より徒歩3分 |
日本人向けフリーペーパーをゲットしよう
もちろん大連中心部の「中山区」周辺にも日本料理店や日本人経営のラーメン店などもたくさんあるので、旅先で困った時は、駆け込んでアドバイスをもらうこともきっと出来るでしょう。
日本料理店には日本人向けフリーペーパーも置かれていることが多く、そこに書かれているサークルなどに連絡を取ってみるのも良いかも。
観光情報も教えてくれると思います。
第1位:カラッと爽やかな夏を過ごせます
大連も夏はそれなりに暑いです。
でも、日本に比べると涼しく、夏(6〜8月)の平均気温が約26度とも言われています。
2024年の今年は、大連も珍しく雨が多く、昨年に比べると湿気が多く、ちょっとうんざりしていますが、それでも日本の猛暑日を思うと、贅沢でしょう。
ちゃんと「夏」を楽しめて、そこまで茹(う)だるような猛暑ではない場所、それが大連です。
ちなみに、冬はマイナス10度越え、、、。
それはそれで貴重な体験ができますが、やっぱり「夏」に来るのが良いでしょう。
さいごに
色々理由を述べましたが、日本では意外と知られていない大連の街は、日本人が観光する場所としては、穴場だと思います。
中国旅行といえば上海、北京、香港が人気ですが、案外近場で身軽に行ける海外として、候補に入れてみてください。
別途記事で、中国「大連」旅行でぜひ行ってほしい場所を、もう少しだけ詳しく紹介していますので、そちらも一緒に読んで頂ければ嬉しいです。
注意点として、現在中国は観光であってもビザが必要です(トランジットの場合、空港で臨時入境申請すれば144時間以内の滞在が認められることも。要確認)。
連日猛暑で気温35度以上、何日も連続で熱帯夜、というニュースの夏の日本。
数日間のバカンスを、大連で過ごしてみてはいかがですか?
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