【国際恋愛コラム】ベルギー人彼氏と私~約10,000kmから0kmまでの国際遠距離恋愛の軌跡~
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このチームでは、ベルギー在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ベルギーの「今」をお伝えしています!
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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回は、ベルギー在住ライターのサトウがお届けします!
もともと「身体の距離は心の距離」と思っていた私にとって、30代を過ぎて彼に出会うまでは、国内であろうと遠距離恋愛は選択肢にありませんでした。
そんな私がどのように彼に出会い、2年間の遠距離恋愛を乗り越えて今に至ったのか、今私が思う成功要因も含めてご紹介したいと思います。
出会い
当時、ちょうど元彼と別れて、仕事と家の往復のみの生活だった私。
寂しかったこともあり、出会いを求めて国内向けのマッチングアプリを使用していました。
そのときにマッチしたのが今の彼でした。
当時、彼はベルギー在住、私は日本に住んでいたのですぐに会える状況ではなかったのですが、その分気楽にコミュニケーションをとることができました。
私は毎日日本の写真や今日あったことを送り、彼は彼の住んでいる街やパリに行った時の写真を送ってくれました。
2ヶ月間ほぼ毎日メッセージを交換していたのですが、ついに彼が日本に遊びに来ることになったのです。
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初めての顔合わせ
2ヶ月メッセージをやり取りしていたとはいえ、ロマンチックな内容ではありませんでした。
それよりも友達感覚でいたため、本当に彼が日本に来るのか、前日まで半信半疑だったんです。
でも空港に行くと、空港のゲートから笑顔で出てくる彼を発見!
そこからタクシーに乗り、東京に向かう車中、彼はマシンガンのごとく喋りっぱなし(笑)
東京に着き、私が彼をガイドしようとしたのですが、「連れて行きたい場所がある」と言い。
千葉の郊外にある素敵な美術館、bean to barのチョコレートショップ、コーヒーショップなどなど。
目をキラキラさせながら、彼が私をリードしてくれたのです。
彼の話題の豊富さや行動力に驚き、面白いくらいにお互いに惹かれていきました。
それに、日本の文化や社会についても精通していて、相手の文化に敬意を払う姿勢にも感動しました。
より、親密に…
1週間ほどの滞在期間を一緒に過ごしました。
彼が帰るころには「彼みたいな人には会ったことがない。遠距離でも関係を続けたい。」と思うようになり、彼の帰国後ベルギーに遊びに行くことにしたのです。
翌月、休みを利用してベルギーに遊びに行き、2人で観光を楽しみました。
私が「大人になってこういう事言うのもなんだけど、今後どうしようか。私たちは距離もあるし文化の違いもあるし…」そういうと。
彼は「なんか学生みたいで照れくさいけど、関係にコミットしよう(付き合おう)」と言ってくれました。
こうして、約10,000kmの遠距離恋愛にコミットすることを決めたのです。
遠距離恋愛の工夫~会う努力をする~
私は会社勤めで休みが取りづらかったため、仕事の調整がしやすい彼が2ヶ月に1回ほど日本に来てくれました。
彼が日本に来てくれる分、温泉旅行を企画して、毎回違う場所に出かけ、私も4ヶ月に1回はベルギーに行くようにしました。
ベルギーはフランス、ドイツ、オランダと隣接しています。
なので、一緒にパリやアムステルダムまで足をのばし、ヨーロッパならではの旅行を楽しむこともできました。
2人の絆を深める
お互いの国を行き来することも面白い経験です。
でも全く違う国で落ち合い、一緒に旅をすることも、両者にとって新鮮な経験ができるのでおススメですよ♡
ちなみに私たちはサンフランシスコで落ち合い、レンタカーを借りて、ロサンゼルスまでロードトリップをしました。
残念なことに、ロサンゼルスで彼が高熱を出してしまい、どこにも行かず部屋にこもりきりというアクシデントもありました(笑)
けれど、必死に看病をした事もあり、2人の絆を深めるものになったなぁと思います。
遠距離恋愛の工夫~自分たちのペースで連絡を取る~
連絡頻度は、カップルによってそれぞれ違います。
私たちは毎日 LINE もしくは Face Time で連絡を取り合っていました。
もともと、私が遠距離恋愛に向いているタイプではなかったので、連絡がないと私が彼に文句を言ってしまい、喧嘩になることもありました。
時差との闘い
特に、日本とヨーロッパは時差があり、お互いにとって程よい時間を見つけることが難しかったんです。
一方で私が知る国際遠距離カップルは、毎朝の「おはよう」と毎晩の「おやすみ」、もしくは連絡を取らない日もあったようです(笑)
それでもそのカップルは、今では結婚し幸せな日々を送っていらっしゃいます。
やっぱり、自分自身や相手のタイプや好みによって変わってくるものですよね。
なので、お互いにとってベストな頻度を見つけるほうがいいかなと思います。
遠距離恋愛期間の工夫~率直に話し合う~
遠距離恋愛は、お金も時間もかかります。
東京で会社員として働く私が、有給休暇をぎりぎりまで使うにも限界がありました。
それに、ダラダラと今のペースで遠距離恋愛を続けていくのも、難しいと感じていたんです。
そのため、2年くらい関係が続いたらどうするのか、お互いに時間をかけて考えたいと彼に伝えました。
切り出しにくい話ではありますが、国も文化も違う相手と関係を続けていく上で、率直に話すことは必要だと思ったのです。
今後の話も大事
結果、彼も私の考えに賛成してくれて、お互いに遠距離恋愛を続けながら将来の話をすることができました。
そうなると、自然とどちらが相手の国に住むかという話になります。
家族のこと、結婚に対する考え方、経済的な話などなど。
カップルでもなかなか話しにくい”甘くはない現実”について、早い段階から話すことになりました。
文章にすると聞こえはいいですが、時に何時間も話し合い、大喧嘩をすることもしばしば(笑)
それでも、お互いにあきらめることなく相手と向き合い続けることで、信頼関
係が強くなったのは確かです。
そのおかげで、一緒に住み始めてからも、ビザやその他もろもろの問題に2人で一緒に立ち向かうことができました♡
同居ビザ
「身体の距離は心の距離」と言っていた私にとって、2年の国際遠距離恋愛は、たやすいものではありませんでした。
でも、会えたときの喜びは何ものにも変えがたいものでしたし、国際遠距離恋愛だからこそできた経験も多かったように思います。
私は2年の遠距離恋愛の後、ベルギーの同居ビザ制度を利用して、同居生活をスタートしました。
同居ビザとは、恋人関係が2年以上続いている場合、同棲という状態でもビザが認められる制度です。(年数は地域によって差があります)
そのためには、面接を受けたり、2人の2年間の関係を証明する写真やメッセージなどの提出、また書類手続きが必要となります。
でも同居ビザは、ヨーロッパではベルギーだけでなく、他国も取り入れている国があるようです。
2年の遠距離の期間があったからこそ、2人の絆が強まり、今一緒にいる時間に感謝しながら過ごすことができています。
さいごに
遠距離恋愛は、できればしないに越したことはありません。
でも楽しめるように工夫が出来れば、他のカップルにはできないエキサイティングな経験が出来ます!
それに、お互いの結びつきを強めてくれる経験もたくさんできます。
今回は私のケースについて書かせていただきました。
けれど、恋愛の形は人それぞれです。
お二人で自分たちにとって心地よい形をみつけて、関係を育んでいくことで、二人にしかない幸せを見つけることができればそれがベストなのだと思います♡